好きな椅子
- 2012/07/04 06:36
- カテゴリー:椅子
僕の好きなもののお話です。
水之江忠臣さんという人が作られた椅子T-0507N(サイドチェア)です。
写真を見ればみなさんどこかで見たことあると思います。
とてもシンプルなデザインの椅子で無駄なものが極力そぎ落とされている椅子で
常に細かいディテールをり・デザインしていき常によいモノへと変化させていました。
「生涯で1脚でいいから満足のいく家具をデザインしたい」
まさにその言葉通りの事をサイドチェアにおいても常々やっておられたのです。
なので生涯において家具のデザインは多いものではありませんが、その一つ一つには
様々な試行錯誤や変化が感じられます。
構成されている部材も極力少ないのですが軟弱な感じもせず背や座のR部分が
シンプルな家具にありがちな冷たさも感じさせない温かみがあります。
モノ作りデザインへの向き合い方もとても素敵な方です。
野暮ったそうで野暮ったくなく、よくありそうでない絶妙な感じです。
眺めていればどんどん好きになる
シンプルでかっこいい洗礼された素敵な椅子です。